1947-12-07 第1回国会 参議院 決算委員会 第14号
又せつかく水力發電所が計畫せられましても、水利問題の話合がうまくゆかず、そのうち戰爭となつて、せつかくの計畫も無駄になつた例がございます。 これらの所管省がそれぞれ違つてをるからで、この點よりいたしまして、綜合的な大きな建設省の設置が提案されねばならなかつたにも拘らず、一時的な観のある建設院設置法案が提出されました。
又せつかく水力發電所が計畫せられましても、水利問題の話合がうまくゆかず、そのうち戰爭となつて、せつかくの計畫も無駄になつた例がございます。 これらの所管省がそれぞれ違つてをるからで、この點よりいたしまして、綜合的な大きな建設省の設置が提案されねばならなかつたにも拘らず、一時的な観のある建設院設置法案が提出されました。
本電氣委員會におきましては、電力事情のいま一層の實態の把握、實情調査のために、尼崎火力發電所その他水力發電所等の視察を行う必要があると思いますが、視察の箇所の選定竝びに日時の決定は委員長一任といたしまして、委員長において適當な手續を進められんことを希望いたいます。
そういうことにすれば、どうしても九州の電力飢饉は、九州における水力發電所の増設か、もしくは補修というようなことでやらなければ、火力だけではもちろん今の實際の成績から言つても、十分でないと思います。
それでこの電化をするから火力發電所の賠償をどうしてくれというようなことにつきましては、商工省の方でいろいろ賠償案の緩和をお願いする、或いは水力發電所の開發をいろいろお願いするというような場合に、國内の電力の需用というものを想定いたしまして、お話しておるはずであります。
御承知の通り現在日本における水力發電所は、大小とりまぜて千有餘箇所でありますが、その總出力は約六百萬キロと唱えられております。しかしながら冬季及び夏季の渇水期に至りますれば、半減してわずかに出力二百五十萬キロないし三百萬キロに低下するという、實に憂慮すべき状態であるのであります。
次に冬季の渇水期を控えまして、水力發電所の現有設備修復に御努力願うことは、質疑中において了承したのでありますが、火力發電所に對する適性炭を極力ただいまより十分に確保せられまして、豫想せらるるこの冬季の異常な渇水に對處せられたいことであります。
なお水力發電所の關係は以上の通りでございますが、送電線につきましては、その佐久發電所へ引込んでおります上越線の支線がございます。これは十五萬ヴオルトの幹線でございますが、これの引込みの第一號鐵塔が非常に川に近いところにあるので、これが水流のためにひつくり返つたのであります。
それからもう一つは、工事中の發電所の竣功の促進ということに努力いたしておるのでありまして、これについては當初、本年度は渇水期までに水力發電所十一地點その最大出力十一萬二百キロ・ワツトというものを豫定しておつたのであります。このうち水力の三地點の最大出力は三萬四千キロ・ワツト、火力については二萬キロ・ワツトがすでに完成しております。
そこで今年度の渇水期には一體供給力がどうなるであろうかという點について御説明をいたしますと、大體水力におきましては、前年よりも増加いたしますものは、現在工事に著手いたしておりますものは、關係筋の方からの話によりまして一應保留に相成つておりますが、只今既設の水力發電所におきまして、この戰爭中の酷使によりまして非常に能率低下いたしておりますもの、その他故障をやつておるというようなものを極力復舊に努力いたしまして
その後水力發電所、送電線等に對しまして緊急の復舊工事が行われまして、鐵道省の送電線は十六日の夕方、明る日の夕方、一囘線だけが假工事で復舊いたしました。送電が開始して一囘線は十七日に更に假復舊ができました。現在二囘線とも假施設によつて送電がされております。
水力發電所も戰時中に建設されたものは、應急建設方法しかとつていないために、その故障が戰後において起つて來たとも申しております。それからこれが復興のためには、戰後澎湃として起つた闇とインフレのために資材が思うように手に入らない。資金の融通ができない。食糧が逼迫して勞働者が働かないということを申して、この電力復興が遅延しておることの口實にしております。
そこで中部配電の會社に參りまして、配電事情を聽取してその日の午後今渡水力發電所、木曾川の一番下流にある發電所を見に參りました。その晩は又名古屋に歸つて一泊したのであります。十六日の午前中名港火力發電所を視察して午後の十三時二十四分の急行列車で名古屋を出發して歸つたのでございます。
それからその日すぐ黒薙第二水力發電所建設所に參りまして、そうしてずつと現場を見まして、ここに所見と書いて、黒薙第二水力發電所のことがいろいろ書いてございますが、これは戰爭中に中心になつた部分でありまして、それで工事の、全體の工事の八割ができておつたけれども中止になつた、後二割を繼續、本年四月から繼續しております。
○岡部政府委員 現在水力發電所を十一地點やつておりまして、最大出力十一萬キロ・ワツトであります。渇水期には出力五萬二千五百キロ・ワツト、これを何とかして完成したいということでやつておりますが、現在までに完成いたしましたのは水力三地點、最大出力三萬四千キロ・ワツト、渇水期九千キロ・ワツトでございます。
或いは質が非常に低下しておるというような原因で、火力發電所の出力が非常に減退をいたしておりまして、このために水力發電所の積極的な増設ができなくて、殊に火力と同じように戰爭中水力發電所も非常に酷使をいたしまして、出力が、能率が非常に落ちておる。こういうような點と相俟つて發電力の増強というよりも、發電力の現状維持さえなかなかむつかしいような状況になつておるわけであります。
まず東北地方の七月二十一日の分としては、水力發電所が日本發送電所屬のものが十一箇所、東北配電所屬十箇所でございまして、送電線は日本發送電の鐵塔の被害が五基、東北配電の電柱の流失が二十八本、次に配電線としては、東北配電の被害電柱が千二百三十七本、流失の柱上變壓器が三十箇以上でございます。
また現在の電力の需給状況におきましては、これを一般電力に期待することがきわめて困難な状況にございますので、何としても運轉用電力のごとき確實な電力の供給は、ある程度自家發電にまたざるを得ないような状況でございまして、從來信濃川水力發電所におきまして第一期、第二期においてすでに八萬五千キロ、最大十萬キロを完成いたしました。今第三期、第四期に著手をいたしましたばかりでございます。